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笑顔療法の重要性

クリニック、病院を受診される皆さん、最近、笑顔を忘れていませんか?
「笑顔」は近年のストレス研究や免疫研究で注目され、その効能が明らかになっています。
笑顔を作ることで、自律神経を安定させる上で欠かせない「セロトニン(幸せホルモン)」や、気分を引き上げる「β-エンドルフィン(快感ホルモン)」の分泌が一気に高まります。これは、楽しいから笑うだけでなく、「笑うから楽しくなる」効果も同様に得られるため、口角を上げるだけでも良い影響が期待できます。

外出先ではマスク生活が続いていますが、これを逆手に取り、落ち込んだ時にはマスクの下で笑顔を作ることで、脳内では一気に快感の方向に向かいます。

特に自律神経失調症で悩む方にとっては、ホルモンバランスの乱れが影響していることがあります。笑顔を作ることが、自律神経を整え、ホルモンバランスを改善する手段として効果的であると言われています。笑顔によってセロトニンやβ-エンドルフィンが増加し、自律神経の調整が促進され、それによって自律神経失調症の症状が改善される可能性があります。

さらに、笑顔は免疫細胞の中のNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性化にも繋がり、抗ガン作用が高まるとされています。笑顔によるポジティブな感情は、身体の健康に直結しており、特に自律神経失調症の改善に寄与することが期待されます。
したがって、笑顔を大切にし、楽しい瞬間を増やすことが、眩暈、耳鳴り症状などのメニエール病を始めとする自律神経失調症の患者さんにとって有益であると言えます。