漢方やってると香辛料にも興味がいきます。
そして麻婆豆腐には香辛料がたくさん使われています。
麻婆豆腐は栄養価が高く、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンA、B群、C、D、E、K、ミネラルなど多彩な栄養素を含んでいます。
そのため、「免疫力アップ」「疲労回復」「ガンの予防」「貧血の予防」「目の健康維持」「骨や歯の健康維持」「老化防止」「美肌効果」といった健康効果が期待されます。
免疫力向上にはタンパク質やビタミンB6、C、E、セレンが関与し、疲労回復にはビタミンB群や炭水化物が役立ちます。
さらに、モリブデンがガン予防に、鉄やビタミンB12、Cが貧血予防に寄与します。
目の健康や美肌効果には、ビタミンA、C、E、セレンが重要です。骨や歯の健康維持にはカルシウムやマグネシウム、ビタミンD、Kが必要です。
麻婆豆腐はこれらの栄養素をバランスよく摂取できる料理であり、健康増進に役立つ食材と言えます。
■乾燥唐辛子
中華料理で最もメジャーな調味料のひとつ、乾燥唐辛子。
四川省では、朝天辣椒(チョウテンラージャオ)と呼ばれる激辛唐辛子が使用されることが多いようです。
■花椒(ホアジャオ)
こちらも四川料理おなじみのスパイス。
四川風麻婆豆腐には、欠かせない「花椒」です。材料は、山椒の実。独特の香りと、ピリッとした刺激がやみつきになる食材です。
■八角(パージャオ)
ラー油や甜麺醤の材料でもある「八角」。
スターアニスや、茴香(ウイキョウ)とも呼ばれ、肉の臭みを取り、柔らかくしてくれる効果があると言われています。肉料理やデザートに使用されます。
■陳皮(チンピー)
熟したミカンの皮を乾燥させた「陳皮」。
甘みとほろ苦さが特徴で、古い物ほど高級であるとされています。八宝菜やモツ料理にも使用されますが、漢方としても親しまれ、血圧を下げる、咳を鎮めるといった効果があると言われています。
■桂皮(グイピー)
シナモンこと「桂皮」は、クスノキ科のケイと呼ばれる樹皮を乾燥させた香辛料。
世界最古のスパイスと言われており、エジプトや日本でも昔から使用されてきました。強い甘味と辛味が特徴で、甘い点心やお茶に使われます。
■五香粉(ウーシャンフェン)
中国の家庭でもよく使われるミックススパイス。
材料は八角に、シナモン、クローブ、山椒、陳皮など、多数の調味料を組み合わせています。グッと深い味わいを出すことができます。