「風邪をひいたと思ったら、なかなか治らない…」「ずっと鼻がつまっているし、頭も重い…」そんなとき、ただの風邪ではなく、もしかしたら「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」かもしれません🤧
風邪と副鼻腔炎はどちらも鼻に関係する病気ですが、原因や症状、治り方に違いがあります。
💨風邪ってどんな病気?
風邪は、ウイルスによって引き起こされる感染症です🦠
一般的には、のどの痛み、鼻水、咳、発熱などの症状が出ます。
⏱️症状は3〜7日くらいで自然に治ることが多く、しっかり寝て、栄養をとれば回復します。
たいていの風邪は、特別な薬がなくても治っていきます✨
🌀副鼻腔炎ってなに?
副鼻腔炎は、鼻の周りにある「副鼻腔(ふくびくう)」という空洞に炎症が起きる病気です。
この副鼻腔には、いつも空気が通っていて、健康な状態ではサラサラした鼻水が流れています。
でも、風邪をきっかけにウイルスや細菌が副鼻腔に入り込むと、そこで炎症が起きてドロっとした鼻水がたまってしまいます💧
これが「副鼻腔炎」、昔は“蓄膿症(ちくのうしょう)”と呼ばれていました。
🤔どうやって見分けるの?
風邪と副鼻腔炎は、初めはよく似ています。でも、次のような違いがあります👇
症状 | 風邪 | 副鼻腔炎 |
---|---|---|
鼻水の色 | 透明〜うす黄色 | 黄色〜緑色でドロッとしている |
鼻づまり | 軽いことが多い | 両鼻がつまって息苦しいことも |
頭の重さ | あまり感じない | 頬やおでこが重く感じることがある |
発熱 | 少しだけ出ることがある | 微熱〜高熱になることも |
期間 | 1週間前後で治る | 10日以上続くことが多い |
におい | 特に変化なし | においがわからなくなることがある👃 |
副鼻腔炎になると、授業中に集中できなかったり、部活がつらくなったりすることもあります😢
💊どうすればいいの?
風邪なら、安静・水分・睡眠で自然に治ることが多いですが、
副鼻腔炎になると、細菌が関係している場合も多く、抗生物質(こうせいぶっしつ)が必要になることがあります💊
昔の抗生剤では使用してもなかなか治らなかったため副鼻腔穿刺や手術を行うことが多かったのですが、
現在は有効性の高い薬剤ができています。
そして風邪も副鼻腔炎も、鼻洗浄治療が極めて有効です。ウイルス、バイキンを洗いとることにより治療期間を大幅に短縮することができます。
放っておくと、慢性化して何度も繰り返すようになるので、早めの受診が大切です🏥
✨つまり
風邪はよくある一時的な病気ですが、副鼻腔炎は長引く鼻水や頭の重さなどが続くときに疑われます。
「風邪だと思っていたけど、なんかおかしいな…?」と思ったら、迷わず耳鼻科で相談してみてくださいね😊
鼻は呼吸の入り口。大事にしてあげましょう👃💖