🦖 新作のジュラシックワールド復活の大地見てきました。
今作のティラノサウルスのド迫力も、すごかったですね。
さて、気になるティラノの嗅覚について耳鼻科的にまとめます。
1. 🧠 嗅球(きゅうきゅう)が超デカい
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嗅覚の信号を受け取る脳の部分を「嗅球」といいます。
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T. rex は、嗅球の大きさが体に対してとても大きく、現代の鳥やワニと比べてもトップクラス。
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これは「ニオイ情報処理能力がめちゃめちゃ高い」ことを意味します💡
2. 👃 鼻腔(びくう)の構造
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鼻の中の空洞=鼻腔には、空気の流れをコントロールするための曲がりくねった通路(鼻甲介のような構造)があったと推測されます。
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ここに嗅上皮(ニオイを感じるセンサー細胞)が広く分布していた可能性大。
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人間で言えば「匂いセンサーの面積が倍増」レベル🤯
3. 🌬️ 呼吸と嗅覚の両立
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T. rex は口呼吸も鼻呼吸も可能だったと考えられます。
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獲物を探すときは鼻呼吸で、走っているときや戦闘中は口呼吸で酸素を大量に取り込んだとみられます。
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鼻呼吸中に匂いを嗅ぎ分けられるのは、哺乳類と同じく「嗅裂(きゅうれつ)」構造のおかげ。
4. 🔍 嗅覚の用途
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死骸の匂いを遠くからキャッチ(スカベンジャー的行動)
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仲間やライバルの存在を察知
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繁殖期の異性の位置を把握
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獲物が隠れていても「風下にまわって匂いで探す」猟師スキル🎯
🔍 ティラノの鼻はこんな感じ
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腐った肉の匂いを数キロ先からキャッチ
→ ハゲワシ並み。森や谷を隔ててもわかる。 -
海辺の魚市場の匂いを、山の向こうから嗅ぎつける🐟
→ 潮風+魚の匂いがブレンドされても識別可能。 -
砂漠で数日前に死んだ動物の匂いを、砂嵐の合間に嗅ぎ取る🌵
→ 空気が乾燥していても、腐敗ガスを検知。 -
大雨の後でも、ぬかるんだ地面の下の獲物の匂いを察知☔
→ 水分や泥で匂いが弱くなってもOK。 -
森の奥でこっそり隠れている大型草食恐竜の「体臭」を見抜く🌿
→ 動物は汗腺や皮脂のにおいを出すので、それも嗅ぎ分ける。 -
何十匹もの獲物や死体の匂いが混ざっていても、種類ごとに識別
→ 犬のように「これはトリケラトプス、これは死んだエドモントサウルス」と分類できる。
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5. 🩺 耳鼻科コメント
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「半径数キロのレーダー」レベルの嗅覚中枢発達。
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鼻腔の容積と嗅上皮面積は現生動物と比較しても巨大で、嗅覚はワシやハゲワシ以上の可能性。
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ただし、鼻腔の湿潤環境では感染症(鼻炎)のリスクはありそう。風邪をひいたらハンター業務に支障大😷
ティラノサウルスは、耳鼻科的に見ても「匂い探知のプロ中のプロ」🐽✨
現代の動物に例えると、ワシの視力+ハイエナの嗅覚を合わせたような感覚の持ち主で、狩りにも死肉探しにも大活躍できたでしょう。