陸はティラノ、海はモササウルスです。
今作のモササウルスは主人公感満載でした。
ティラノサウルスの嗅覚は極めて優れていました。
では、モササウルスの感覚器官は何がすぐれていたのでしょう?耳鼻科的にまとめます。
👀 目(視覚):映画でも水中からヒロインを凝視する描写がありました。
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大きく前向きの目を持ち、遠くの獲物もはっきり見えたと考えられます。
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水中では光が減って暗くなるけれど、モササウルスの目は暗い場所でもよく見える構造だったと推測されます。
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例えると…夜行性のネコのように、少ない光でも物を見つけられる能力。
🦻 耳(聴覚)
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陸上動物のような外耳はないけれど、頭の骨を通して音や振動を感じることができました。
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特に水中では、低い音(低周波)や振動をとらえるのが得意で、遠くの大きな動物の動きを察知できた可能性があります。
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潜水艦の「ソナー」のように、水の中の音を拾える。
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水中では低い周波数の音は遠くまで伝わりやすいので、モササウルスは数百メートル〜数キロ先の大きな動物の動きを察知できたと推測されます。
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例えると…
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🌊 海の向こう岸で波が立つのを、水中の振動で感じ取る
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🐋 クジラの遠くの鳴き声を、水中で「骨伝導マイク」のように受け取る
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🛶 カヌーに乗っていて、遠くの魚の跳ね返りや波紋を足の下で感じるイメージ
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🐘 サバンナのゾウの地面振動通信(数キロ先の振動で仲間の存在を察知)に似ている
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🦶 体のセンサー(側線のような感覚)
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魚やサメと同じように、水流や振動を感じる器官を体の表面に持っていた可能性があります。
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これにより、近くを泳ぐ魚や獲物の動きを目を使わなくても感知。
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水中で目をつぶっても、誰かが近くを泳げばわかる「第六感」。
💡 例えると…
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🛏 夜中に布団の中で、誰かがそっと横に座ったらわかる感覚
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🚪 部屋のドアが静かに開いたときの「空気の流れ」を感じる瞬間
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🐱 猫が背後から近づいてくるときの足音や空気の動きで振り向く感覚
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🛶 カヌーに乗っていて、誰かが水面を軽く叩いたときに伝わる振動
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🌊 プールで目を閉じていても、近くで誰かが泳ぐと水の揺れでわかる瞬間
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👅 舌(化学感覚)
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ワニやヘビと似て、舌で空気や水中のにおい成分をキャッチし、口の中の「ヤコブソン器官」で分析していた可能性。
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これは「におい」+「味」のハイブリッド感覚で、獲物の方向や種類をつかむのに役立ったかも。
💡つまり
モササウルスは「鼻のにおい」よりも、目・耳・水流感知のセンサーで海のハンターとして頂点に立っていました。まるで
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👀 夜のネコの目
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🦻 潜水艦のソナー
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🦶 サメの水流感知器
を全部そなえたスーパーハンターです。