❄️秋が深まり、朝晩の冷え込みが強くなるとともに、ニュースでも「ノロウイルス」「インフルエンザ」「溶連菌」など、感染症の話題が増えてきます。なぜ、寒くなるとウイルス感染症が流行るのでしょうか?😊
🌬️1. ウイルスは“寒さと乾燥”が大好き!
ウイルスは意外にも「寒くて乾いた環境」で長く生きられます。
たとえばノロウイルスは、低温でも失活(死滅)しにくく、乾燥した空気中で安定して存在できます。
気温が下がる冬は、室内の暖房によって湿度が30%以下になることも。
この乾いた空気がウイルスを長く漂わせ、人の鼻やのどの粘膜を乾かして、感染しやすい状態をつくってしまうんです😷
🫁2. 私たちの体の“防御力”も低下する
人間の鼻やのどの表面には、ウイルスを外に追い出す「線毛(せんもう)」という小さな毛のような組織があります。
ところが、空気が乾燥するとこの線毛の動きが鈍くなり、ウイルスが体の奥まで入り込みやすくなります💦
さらに、寒さで血流が悪くなり、免疫細胞の働きも低下。体はウイルスと戦いにくい状態になります。
👨👩👧👦3. 冬は“人が密集”する季節
冬は窓を閉め切り、学校や職場でも人が近距離で過ごす時間が増えます。
この「密閉+密集+会話」という状況が、飛沫や接触による感染拡大を後押しします。
たとえばノロウイルスは、わずか100個ほどのウイルスが体に入るだけで発症するほど感染力が強く、ドアノブやタオルを介しても広がります🚪🧻
🧴4. 冬のウイルス対策は“習慣化”がカギ
💡感染を防ぐには、「ウイルスをつけない・持ち込まない・広げない」が基本です。
1️⃣ 手洗い:せっけんと流水で30秒×2回洗う(厚労省推奨)
2️⃣ 加湿:室内湿度は40〜60%をキープ
3️⃣ 十分な睡眠と栄養で免疫力を維持
ノロウイルスやインフルエンザには特効薬がないため、日々の予防こそ最大の防御です🛡️