かつて「若者の飲み会離れ」が語られていたのが、つい最近のことのように思えます。
ところが最近では意外なことに、20代の人たちが忘年会などの会合に参加希望が高いという話を知りました。
人が集まり、顔を合わせて言葉を交わす時間の大切さは、決して失われていないのだと感じさせられます。
むしろ、コロナ災害により対面でのコミュニケーションを十分に経験しないまま社会人になった世代ほど、その価値を強く実感しているのかもしれません。
私は学生時代のクラブ活動の同窓会兼忘年会が30年近く続いてきており、その幹事をしてきました。
正直なところ、幹事役は楽なものではありませんが、不思議と嫌ではありません。
年齢を重ねた今になって、そうした時間の積み重ねが、心にしみてきます。
扉を開けるとそこは学生時代。
若い世代が求めているものは、SNSの会話ではなく、人とのつながりを実感できる、かけがえのないひとときだと思います。