前線がくると、めまい症状、みみなり症状、耳閉感の患者さんが増えます。
天気図の沖縄あたりに前線がかかったり、もしくは台風が天気図に入ってきたあたりが症状増悪のタイミングになっています。
私的には、すでに予測がつくくらいです。
気象病は、気圧変化や気温、湿度の変動によって引き起こされるとされ、特に内耳に関連しためまいや耳鳴りが主な症状です。当院では、内耳に影響を与える気圧変化に注目し、めまいや耳鳴りを中心に治療を行います。
気象病の症状は自律神経の乱れによるものも多いため、生活習慣の改善も重視します。食事や睡眠、運動などを調整することで自律神経のバランスを整え、症状の改善を目指します。
治療には薬物療法も含まれますが、個々の症状や患者の状態に合わせてアプローチします。確立された治療法は存在せず、患者それぞれの特性に応じた対応が必要です。症状の軽減と日常生活の改善を目指します。