アレルギーとはいったい何なのか🤧
人間の体には免疫という防御システムがあります。
これは本来、細菌やウイルスから体を守るための仕組みです🛡️
ところがこの免疫が、
・花粉🌲
・食べ物(卵🥚、ナッツ🥜、小麦🌾など)
・ダニ🦠
といった
本来は無害な物質を敵だと誤認してしまうことがあります。
すると体の中で
・IgE抗体が作られる
・マスト細胞からヒスタミンが放出される
結果として
・くしゃみ🤧
・鼻水
・湿疹
・アナフィラキシー
といった症状が起こります。
アレルギー=免疫の誤作動、過剰暴走
と言えます。
ここで疑問が生じます。
「縄文人はクルミを食べていたのに?」🌰
日本の縄文時代では、
・クルミ🌰
・ドングリ
・クリ🌰
などの堅果類が重要な食料でした。
それでも現代ほどアレルギーが問題にならなかったのはなぜでしょうか。
現在では、クルミアレルギーは決して珍しくなく、
例えば合宿などで、クルミ食材をだすことは非常にリスキーな状態です。
これにはいくつかの説があります。
① 縄文時代、多様な食材に乳幼児期から接触していた👶
免疫は
早くから触れるものを「安全」と学習する
傾向があります。
しかし現代では
・離乳食を遅らせる
・清潔すぎる生活環境
などの影響で、免疫の教育がうまくいかない可能性があります。
これは
衛生仮説(Hygiene hypothesis)
と呼ばれています。
② 腸内細菌が違った🦠
縄文人は
・発酵食品🥢
・土壌菌🌱
・多様な食物繊維🥬
に常に触れていました。
一方、現代人は
・抗生物質💊
・加工食品🍔
・食物繊維不足
などにより、腸内細菌の多様性が低いと考えられています。
腸は免疫の司令塔とも言われるため、
これは非常に大きな要因とされています。
③ 食材そのものが変化した🌾
ここは実は意外な重要なポイントです。
例えば
コムギ
現代の小麦は
・高グルテン化
・品種改良
・収量重視
によって、古代の小麦とはかなり性質が変わっていると言われます。
(古代種のスペルト小麦などは比較的アレルギーが少ないとも言われています)
また
鶏卵
も
・産卵量を増やす品種改良
・飼料の変化
によって、タンパク質の構成が変化している可能性が指摘されています。
さらに大きな要因
近年有力なのが
④「免疫が暇になった説」
です。
昔は
・寄生虫
・細菌
・外傷
などが多く、免疫は常に戦っていました⚔️
しかし現代は
・清潔な環境✨
・抗菌社会🧴
・医療の発達🏥
により、免疫が戦う相手が減りました。
その結果
免疫が花粉や食べ物などを敵と誤認してしまう
と考えられています。
医学的に見ると
アレルギーには特徴があります。
・先進国ほど多い
・都市ほど多い
・兄弟が少ないほど多い
これはまさに
環境の変化による免疫教育の失敗
を示していると言われています。
最近の重要な考え方🌏
最近よく言われるのは
「人間の免疫は自然環境用に設計されている」
という考えです。
本来の環境は
・土🌱
・微生物🦠
・多様な食物🍠
・寄生虫
が存在する世界でした。
参考:人類の歴史
-
約700万年前
人類とチンパンジーの共通祖先から分岐 -
約250万年前
最初の「ヒト属」が登場
例:ホモ・ハビリス -
約190万年前
アフリカから拡散した
ホモ・エレクトス -
約30万年前
現代人である
ホモ・サピエンス が登場
しかし人間は急速に
・都市生活🏙️
・加工食品🍟
・清潔社会🧼
へと変化しました。
-
現代社会はせいぜい100年程度
その結果
免疫がまだ適応できていない
これがアレルギー増加の大きな理由ではないかと考えられています。