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知らないと危険!ワイヤレスイヤホンで難聴になる理由とは?

🔊 音響性難聴(おんきょうせいなんちょう)って知っていますか?

最近、スマホで音楽を聴く人がとても増えていますよね🎧

学校の行き帰りにスマートにワイヤレスイヤホンで音楽や動画を、
寝る前にはYouTubeやゲームの音を聞いている人も多いと思います。

でも、ちょっと気をつけてほしいのが…「音響性難聴(おんきょうせいなんちょう)」という耳のトラブルです😣


👂 音響性難聴ってどんな病気?

これは、大きな音を長時間聞き続けることで、耳の奥にある「有毛細胞(ゆうもうさいぼう)」という音を感じる細胞が傷ついてしまい、聴こえにくくなるのです。

一度傷ついてしまうと、その細胞は回復しません😢

つまり、いったん聴こえにくくなると、元に戻らないこともあるのです。


📱 ワイヤレスイヤホンが原因になることも…

 

スマホで音楽や動画を聞くときに、ワイヤレスイヤホンを使うことが多いと思います。
特に次のような習慣がある人は要注意⚠️
私はイヤホンの使用は慎重派です。外耳道炎など、他にも障害が生じるからです。

  • 音をかなり大きくして聞いている

  • 1日に何時間もイヤホンをつけっぱなし

  • 通学中、部活帰り、寝る前にもずっと音楽

  • 片耳が聞こえにくい気がする

こういう状態が続くと、知らないうちに聴力にダメージがたまっていきます。

そして、4000HZの音階が最もダメージを受けるため、下記の症状がでます。

🎧【1. 子音の聞き取りの悪化】

  • 4000Hzは、「サ行」「タ行」「カ行」などの子音成分が多く含まれる帯域です。

  • この帯域が聞こえにくくなると、「さ」「た」「か」などの音が聞き取りづらくなり、会話の中で言葉を聞き間違えやすくなります

    • 例:「さけ」と「たけ」などの区別が難しい

    • 会話の中で「何?」と聞き返すことが増える。


👂【2. 騒がしい場所での聞き取り困難】

  • 高音域の障害があると、雑音下(カフェ・駅・会議室など)で相手の声を聞き取る能力が著しく低下します。

  • 特に複数人が話す環境では、言葉の輪郭がぼやけてしまい、理解に時間がかかります。


👨‍🏫【3. 高音を含む音の聞き逃し】

  • アラーム音・電子音・チャイム・ベル・小鳥のさえずりなど、高音成分を多く含む環境音が聞こえにくくなります。

  • 学校のチャイム、警告音、機械のエラー音などに気づきにくくなることも。


🎶【4. 音楽の楽しみの減少】

  • 高音の楽器(ヴァイオリン・フルートなど)の音が聞こえにくくなり、音楽の臨場感や細かいニュアンスがわかりづらくなります。


 


👂 こんな症状が出たら注意!

 

・テレビの音が小さく感じる
・人の声がこもって聞こえる
・「え?」「なに?」と聞き返すことが多くなる
・耳が「キーン」と鳴る(耳鳴り)
・片耳だけ聞こえにくい

これらの症状がある場合は、耳鼻科で聴力検査を受けてみることが大切です🏥



🎧 イヤホンの音量、どうすればいいの?

聴力を守るためには、予防しかありません。次のことを意識しましょう😊

✅ 音量は「最大の60%以下」
✅ 1回に聴く時間は「1時間以内」
✅ 1時間使ったら、15分休む
✅ 寝るときはイヤホンを使わない
✅ 周りの音が聞こえないほどの大音量はNG!


🌈 耳は一生使う大切な感覚器官!

 

イヤホンで音楽や動画を楽しむことは悪いことではありません🎵
でも、耳にやさしい使い方を心がけることがとても大切なんです。

もし、「最近なんだか聞こえがおかしい」と感じたら、早めに耳鼻科を受診してください💡


👩‍⚕️当院では、聴力検査や音響性難聴の相談も行っています。

学校では気づかれない小さな変化も、検査でわかることがあります✨
聴力を大切に、スマートに音楽を楽しんでいきましょうね🎶

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