A いびきはのどだけでなく、鼻がつまっていてもおこります。当院で鼻洗浄をすることで鼻が通るようになり、いびきが改善することがあります。扁桃腺が大きすぎていびきの原因になる時、特にいびきが突然10秒以上止まって息も止まるようであれば睡眠時無呼吸症候群ですので治療が必要です。
ただでさえリスクの高い睡眠時無呼吸症候群ですが、実はお子さんが発症してしまう場合は、心と体が発育する過程なので、大人の方以上に実は深刻なのです。
お子さんの睡眠時無呼吸症候群が与える影響には、下記が挙げられます。
- 成長障害(低身長やあごや顔の骨の成長不全など)
あごの骨が十分に成長しないと、将来大人で睡眠時無呼吸症候群になってしまる可能性も高くなるので、あごの成長不全を予防することも大切。
- 心身機能の発達への影響
- 代謝系への影響
- 夜尿(おねしょ)
子どもの睡眠時無呼吸症候群の“手術治療”とは
睡眠時無呼吸症候群の可能性がある患者さんには扁桃腺(口蓋扁桃)を手術でとることをお勧めして、総合病院の耳鼻咽喉科へ紹介します。手術は全身麻酔で、入院は一週間程度必要です。
※3才以上。2才以下の方は、症状やのどの所見で判断します。