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ギョーザ耳について

耳介血種といいます。耳を強く圧迫されたり、耳を打ち付けると、耳の皮膚の下が内出血を起こし、血液がたまって、血腫(血の塊)ができ、腫れた状態になります。
格闘技や、コンタクトスポーツの競技者(柔道、相撲、ラクビー、レスリングなどでの歴戦の選手はほぼ必発。)に多くみられます。

腫れがごく軽い場合、自然に治癒することもあります。腫れが強い場合、血腫を取り除く必要があります。当院では、腫れた部分に、針を刺して血を抜きます。数週間内には、再度血がたまりやすいので、やはり通院が必要になります。耳介血腫を繰り返すと、耳の変形が起こることもあります。

発症予防や再発防止のため、耳に強い刺激を与えないようにしましよう。格闘技やスポーツを行う際には、頭のサイズに合った、ヘルメットやヘッドギア等で刺激から守りましょう。治療後は数日間、運動は控えるようにしましょう。放置すると耳の変形を起こしやすくなるため、再発時は、早めに病院に受診するようにしましょう。