🌿貝原益軒の『養生訓』を読むと、
江戸時代の人が書いたとは思えないほど、
現代にも通じることが多く書かれています。
「健康のために何をすればいいのか」と考えると、
つい新しい健康法やサプリメント、最新の機器などに目が向きますが、
実際にはもっと単純なことの積み重ねなのだと思います。
そこで、自分の経験を振り返ってみます。😊
一、食べ過ぎない 🍚
健康を意識すると、何を食べるかばかり考えがちですが、
それ以上に「食べ過ぎない」ことが大切だと感じます。
年齢とともに若い頃と同じように食べていても、
体がそれを必要としているとは限りません。
私は炭水化物制限を常に心がけています。
二、毎日少しでも体を動かす 🚲
ある程度の年齢になってから運動習慣を持つことは、
思っている以上にハードルが高いものです。
しかし、「特別な運動をする」よりも、
「日常生活の中で体を動かす」ことが現実的なのだと思います。
近年、室内トレーニングジムが増えていますが、
定期的に通い続けるのは、相当ハードル高い気がします。
階段の上り下りのある生活を日常に組み込むことがよいでしょう。
三、よく眠る 💤
忙しいと、睡眠時間を削ってしまいがちです。
しかし、睡眠を削ってまで仕事をしても、
長い目で見れば効率が良いとは限りません。
体を休ませることも、
立派な仕事の一つだと思うようになりました。
私は必ず12時には寝ている状態であることを必須としています。
四、酒や刺激を楽しみ過ぎない 🍵
若い頃は多少無理をしても、それほど気になりませんでした。
しかし若い頃と同じ生活をそのまま続けることには無理があります。
「楽しむこと」と「頼り過ぎること」は別物です。
『酒は飲んでも飲まれるな』を意識しましょう。
五、病気になってからではなく、病気になる前から気をつける 🩺
私が最も主張していることでもあります。
健康診断などで何かを指摘されてから慌てて生活を変えるのではなく、
普段から少しずつ自分の生活を見直しておく。
これは常に患者さんに話していることでもありますが、
自分自身にもそのまま当てはまります。
六、無理をしない 🌱
若い頃は「頑張れば何とかなる」と思っていました。
しかし、ある程度の年齢を超えると
無理をした分だけ後から体に返ってくることがあります。
仕事でも生活でも、
長く続けるためには「頑張り過ぎない」ことも重要なのだと思います。
わかってはいますが、トラブルは向こうからやってくるものです。
七、健康を目的にし過ぎない 😊
これが一番大切なのかもしれません。
健康になることばかり考えて、
食事も運動も生活もすべて我慢だらけになってしまったら、
何のための健康なのかわからなくなります。
健康は人生の目的ではなく、人生を楽しむための土台です。
健康というものは「一気に手に入れるもの」ではなく、
毎日の小さな選択の積み重ねだということです。
若い頃には「健康は当たり前」に感じていましたが、
年齢を重ねるほど、
その当たり前が実はとても貴重なものだったことに気づきます。
『養生訓』が今でも読まれている理由は、
人間の体の基本は古代からそれほど変わっていないからでしょう。
最新の健康法を追いかける前に、
まずはよく食べ、よく眠り、適度に体を動かし、無理をせず、毎日を楽しむ。
結局、養生とはそんな「当たり前のことを大切にすること」なのです。🌿