✈️飛行機に乗ると耳が「キーン」と痛くなる…それはなぜ?
夏休みに飛行機に乗って、耳が痛くなった、という患者さんは毎年けっこうな人数が受診されます。
飛行機の離着陸時の気圧の変化が原因で、耳の奥にある「中耳」に圧力がかかり、耳が詰まったり痛くなったりします。この状態は「航空性中耳炎」と呼ばれています。
👂このとき重要な働きをするのが「耳管(じかん)」という、耳と鼻の奥をつなぐ細い管です。普段は閉じていますが、あくびや唾を飲む動作で一時的に開き、耳の中の圧を調整してくれます。
でも、鼻づまりがあると耳管が開きにくく、うまく調節できずに痛みが出ることがあります。特に子どもや赤ちゃんは耳管が細いため、痛くなりやすいです👶
🛫予防のポイント
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あめやガムで唾を飲み込みやすくする。
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あくびを意識してする
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鼻をかんでおく(鼻づまりがあれば薬も)
🧘♀️耳が痛くなってしまったら…
「バルサルバ法」を試しましょう!
① 鼻をつまむ
② 口を閉じる
③ 鼻に向かって息をゆっくり送る
(耳に空気が抜けるのを意識)
他にも、鼻をつまんで唾を飲む「トインビー法」という方法もあります。
🩺毎回、強い痛みが続いたり、聞こえにくい症状がある場合は早めに耳鼻科を受診しましょう。
搭乗する前にあらかじめ鼻炎の治療をしておくことが重要です。
空の旅を快適に楽しむために、耳のケアもお忘れなく✨