🦠 ① ヒトメタニューモウイルスは“風邪”なのに、意外と熱が高いことがある
普通の鼻かぜと思われがちですが、乳幼児では38~40℃の発熱を伴うこともあります。
インフルやコロナを疑って検査したら陰性、でも咳が続く……その正体がヒトメタニューモウイルスということが現状では少なくありません。
😮💨 ② 咳が長引きやすい
ヒトメタニューモウイルスは気道の線毛(せんもう)機能を落とすため、咳や痰が長引く傾向があります。
熱が下がっても「咳だけ2週間以上」というケースも。
保護者が「治ったはずなのに咳だけ残る」と感じる理由の一つです。
👂 ③ 中耳炎との関係が深い
最近、急性中耳炎の患者さん確かに多いです。
ヒトメタニューモウイルスは鼻や上咽頭に炎症を起こし、耳管機能が悪化するため、急性中耳炎のきっかけになりえます。
特に小児では、
鼻かぜ → 鼻閉 → 耳管障害 → 中耳炎
という流れが起きます。
🫁 ④ “ゼーゼー=喘息”とは限らない
ヒトメタニューモウイルスではRSウイルス同様、喘鳴(wheezing)を起こします。
初回感染では喘息様に見えることがあり、保護者が「喘息になった?」と心配することもあります。
ただし、ウイルス性喘鳴と気管支喘息は別物である場合も多いです。
🧬 ⑤ ヒトメタニューモウイルスは免疫を“うまくかわす”
要するに何回でもかかります。
ヒトメタニューモウイルスには自然免疫(特にインターフェロン反応)を抑える性質があると考えられています。
つまり、人の防御反応を少し鈍らせながら感染するため、再感染が起こりやすいわけです。
上記のような症状の患者さんが現在非常に多く見受けられます。
想像以上にヒトメタニューモウイルス、大流行していると私は考えています。