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Q:アレルギー採血検査で蛾とGの昆虫が陽性です。

アレルギー血液検査(特異的IgE)で
蛾(ガ)やGOKIが陽性になった場合の理解と注意点を述べます。
(院長はGOKIが大嫌いなので以下Gと表記します。)


① まず大前提:

「陽性=必ず症状が出る」ではありません。

血液検査は
👉「体がその抗原を認識している」
👉「IgE抗体を持っている」
ことを示すだけです。

実際に症状が出るかどうかは
✔ 暴露量
✔ 体質
✔ 他のアレルゲンとの重なり
で決まります。


🦋 蛾(ガ)が陽性の場合

蛾アレルギーは主に

■ 鱗粉や体の微細な粉

■ 幼虫(毛虫)の毒針毛

■ 蛾の死骸が室内塵に混入

で反応します。

起こりやすい症状

  • 鼻炎(くしゃみ・鼻水)

  • 皮膚炎

  • まれに喘息悪化

特徴

屋外アレルゲンと思われがちですが、
死骸がハウスダストに混じることで室内症状の原因になることがあります。

 


Gアレルギーが陽性の場合

これは比較的よくあります。

主な原因

  • 体の破片

  • 唾液成分

これらが粉塵化して吸入されます。

関連が強い疾患

  • 気管支喘息(特に小児)

  • 通年性アレルギー性鼻炎

海外(特に都市部)では
小児喘息の強いリスク因子とされています。


ダニとの交差反応に注意

Gや蛾は
🟡 ダニ
🟡 エビ・カニ

と一部抗原が似ているため、
交差反応で弱陽性になることもあります。

そのため
ダニが強陽性の場合は
「ダニ主体」と考えることも多いです。


③ どう対策すべきか?

🏠 室内環境整備が最重要

✔ 掃除機(HEPAフィルター推奨)
✔ 寝具の清潔管理
✔ 隙間の封鎖
✔ 食品管理(G対策)
✔ 殺虫だけでなく死骸除去が重要

※G駆除後は死骸粉塵が増えるため
掃除が必須です。


④ こんな場合は要注意

⚠ 夜間咳が続く
⚠ 喘息がなかなか安定しない
⚠ ダニ対策しても改善しない

この場合は
G抗原が隠れた原因のことがあります。

🏠 新築・高気密住宅での実際

現在の住宅は

  • サッシの気密性向上

  • 基礎パッキン工法

  • 24時間換気

  • シロアリ・防虫処理

が標準的です。

そのため
都市部の新築住宅でG抗原に大量暴露するケースは比較的少ないです。


ではなぜ陽性になるのか?

交差反応の可能性

Gはダニ・エビ・カニと抗原の一部が似ています。

そのため
ダニ強陽性の患者さんでGが弱陽性になることはよくあります。

蛾も同様に
他の昆虫抗原との交差が起きることがあります。



② 過去の暴露

  • 子ども時代の古い家屋

  • 学校・保育園

  • 飲食店

  • 海外滞在

などで感作され、そのまま抗体が残っていることがあります。

IgEは数年〜10年以上残ることもあります。


③ 山間部・キャンプ場

🌲 山間部
🏕 キャンプ
🏚 古民家
🌾 農村部

では蛾・昆虫抗原への暴露は増えます。

ただし、
短期滞在で強い感作が起こることはあまり多くありません。

とにかく、5月頃からは暑くなり、
害虫が増えやすい季節はすぐにやってきます。

ホームセンターで駆除剤を買っておき、
対策、準備はしっかり行いましょう。


 

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