夏になると、水の事故のニュースが連日のように聞こえてきます。
楽しい夏が、悲しい出来事にならないために、以下のことを知っていていただきたいと思います。
子どもが浅い水でも溺れる理由は、大人の感覚とは体の構造が大きく違うからです。
👶 子どもは頭が重い
特に乳幼児は体重に占める頭の割合が非常に大きく、重心が高い位置にあります。
そのため、しゃがんだ状態や四つん這いの状態で前に倒れると、大人なら簡単に起き上がれる状況でも、自力で体勢を戻せないことがあります。
🚿 わずか数cmの水でも危険
乳幼児では浴槽だけでなく、
- ビニールプール
- バケツ
- 洗面器
- 側溝
- 水たまり
などでも溺水事故が報告されています。
実際には10cm前後の水深でも死亡事故は起こります。
🏊 溺れると声は出せない
ドラマでは「助けてー!」と叫びますが、実際の溺水は違います。
気道に水が入ると呼吸を確保することが最優先になるため、
- 泣けない
- 叫べない
- 手を振れない
ことが少なくありません。
そのため非常に静かです。
周囲からは「遊んでいるように見えた」という証言も珍しくありません。
⏱️ 進行がとても速い
子どもは肺容量が小さく、酸素の蓄えも少ないため、
数十秒から数分で意識障害に至ることがあります。
「ちょっと目を離しただけ」という事故が多いのはこのためです。
👨⚕️ 救急現場でよく言われること
救急医療では
「大人がたくさんいたのに事故が起きた」
というケースが少なくありません。
誰かが見ていると思っていた。
少しだけ目を離した。
ほんの一瞬だった。
それだけで事故が起こります。
特に乳幼児では、
「浅いから大丈夫」
は通用しません。どうか、ご注意ください。