養生訓(ようじょうくん)」は、今から約300年前に書かれた、
健康で長生きするための生活の知恵をまとめた本です。
現代の医学にも通じる考え方がたくさんあり、
以前のブログ「沖縄に学ぶ健康長寿」の考えにも、
つながるところがあります。
1. 養生訓とは?
著者:貝原益軒(かいばら・えきけん)
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江戸時代の儒学者・本草学者
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1713年に『養生訓』を刊行
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当時としては長寿の84歳まで生きた人物
自分自身の経験や当時の医学・自然観をもとに、
食事、運動、睡眠、心の持ち方など、健康に生きるための方法を説きました。
簡単にいえば、
「病気になってから治すだけでなく、毎日の暮らし方で病気を防ごう」
という本です。
2. 養生訓の大切な教え7つ
「養生七訓」という名前で紹介されることもありますが、
以下は『養生訓』の考え方を現代人にもわかりやすいように、
7つに整理したものです。
腹いっぱいになるまで食べず、ほどよい量でやめる。美食や暴飲暴食を慎む。
現代との関係:肥満や生活習慣病の予防につながる考え方です。
体を使わず、楽ばかりしてはいけない。日々の活動を大切にする。
現代との関係:散歩や運動は、筋力・心肺機能の維持に役立ちます。
食欲、飲酒、性欲など、欲望のままに行動せず、自分を節制する。
現代との関係:飲酒や食習慣など、自分の行動をコントロールすることです。
怒りや不安、心配事にとらわれすぎず、心の平静を大切にする。
現代との関係:慢性的なストレスを減らし、心身を休めることに通じます。
夜更かしや無理を避け、体力を使い果たさないようにする。
現代との関係:十分な睡眠と休養は、健康維持の基本です。
季節や気候に気を配り、暑さ寒さなどから体を守る。
現代との関係:気温の変化に応じた服装や室温管理、熱中症予防などです。
体力には限りがあることを自覚し、過労や無理を避ける。健康を損なってまで欲張らない。
現代との関係:仕事と休息のバランスを取り、長く活動できる生活を目指すことです。
以上ですが、まあ、当たり前のこと、といってしまえばそれまでなのかもしれません。
しかし、
現役でバリバリ働いている方は、気づいたら真逆の生活になってしまっている場合が
多いので、ご注意ください。
貝原益軒の教えで、
私が特に重要だと思うのは、
「自分の体をいたわり、欲望を適度に抑えること」
です。
江戸時代には、現代のような血液検査もCTもありません。
それでも、
食べすぎ、過労、心の乱れなどが体に悪影響を及ぼすことを、
日々の観察から考えていたわけです。