👃耳鼻咽喉科は、実は「身近な科学」の宝庫です
先日、ちょっと面白いニュースがありました。
人を笑わせ、そして考えさせるユニークな研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」。
今年、日本の耳鼻科医による研究が医学賞を受賞しました。
その研究テーマは……
👃「鼻のかみ方」です。
「鼻のかみ方」を真剣に研究した
研究を行ったのは、旭川医科大学の海野徳二先生です。
海野先生らは1977年、
「鼻のかみ方―擤鼻(こうび)の気体動力学的研究―」
という論文を発表しました。
「人間は、鼻をどうかむのが一番効率的なのか?」
そんな素朴な疑問から始まった研究です。
実際に被験者の鼻から出る空気について、
💨 空気の速さ
💨 空気の量
⏱️ 息を吐く時間
などを測定しました。
さらに、鼻をかんだときの耳への圧力の影響まで調べています。
テーマは「鼻のかみ方」ですが、研究そのものは非常に本格的です。
☝️「鼻は片方ずつかむ」には理由がある
左右の鼻は、必ずしも同じように空気が通っているわけではありません。
例えば、
🟢右の鼻はよく通る
🔴左の鼻は少し詰まっている
とします。
この状態で両方の鼻から同時に、
フンッ!💨
と息を出すと、空気は抵抗の少ない、通りやすい方へ多く流れます。
空気も人間と同じで、楽な道を通りたがるわけです(笑)。
そこで片方の鼻を押さえて、反対側から息を出すと、空気の流れを片方の鼻に集中させることができます。
つまり、
👃「鼻を片方ずつかむ」
という方法には、ちゃんと科学的な理由があったのです。
🔬 テーマは面白い。
「鼻のかみ方で賞を取った」と聞くと、思わず笑ってしまいます。
しかし、
✅ 鼻から出る空気の流れ
✅ 空気の量や速さ
✅ 鼻をかむ時間
✅ 耳への圧力の影響
まで調べている。
まさに、
😂 テーマは面白い🔬 研究は大真面目
これこそイグ・ノーベル賞の魅力なのかもしれません。
私は今回のニュースを見て、改めて思いました。
👨⚕️これでノーベル賞なら、 耳鼻咽喉科には、
こうした「身近な不思議」がたくさんあります。
🍙 食べ物は、喉の中をどう流れているのか?
私たちは毎日、
🍚 パクッ
😋 モグモグ
😋 ゴクン
と、当たり前のように食事をしています。
しかし、「ゴクン」という一瞬の間に、喉の中では非常に複雑な動きが起こっています。
食べ物は、
👄 口の中から
⬇️
👅 舌によって送り出され
⬇️
👃 鼻へ逆流しないように調整され
⬇️
👂 気管に入らないように喉頭が動き
⬇️
🚪 食道の入口が開き
⬇️
🍙 食道へ送られる
という、見事な連携プレーを行っています。
目的は非常にシンプルです。
「食べ物は食道へ、空気は気管へ」
決して間違った道に行かせない。
ほんの一瞬の間に、喉では驚くほど精密な交通整理が行われているのです。🚦
「食べ物や飲み物は、咽頭の中をどのように流れていくのか?」
これも普通の人は意識しませんが、非常に奥深いテーマです。
👂 音は、どうやって聞こえているのか?
私たちは毎日、
🎵 音楽を聴き
🗣️ 人と話し
🐦 鳥の声を聞いています。
しかし、よく考えてみると不思議です。
「音」とは、もともと空気の振動です。
その振動が、
🔊 空気の振動
⬇️
👂 耳介が受け取る
⬇️
🌀 外耳道を通る
⬇️
🥁 鼓膜が振動する
⬇️
🔨 耳小骨が振動を伝える
⬇️
🐌 内耳へ伝わる
⬇️
⚡ 電気信号に変わる
⬇️
🧠 脳が「音」として認識する
という複雑な過程を経ています。
🔨 耳の中には「小さな機械」がある
特に面白いのが耳小骨です。
鼓膜の奥には、
🔨 ツチ骨
🔨 キヌタ骨
🔨 アブミ骨
という小さな骨があります。
空気の振動によって鼓膜が動き、その動きが耳小骨を通じて内耳へ伝えられます。
つまり耳の奥では、
🔨 とても小さな骨が、音に合わせて絶えず振動している
のです。
「高い音と低い音では、振動の伝わり方はどう違うのか?」
「小さな音は、どのように伝えられるのか?」
そんなことを詳しく調べていくと、そこには物理学と医学が融合した世界があります。
👂 耳介は「ただの飾り」ではない
耳の外側にある耳介。
👂
普段はあまり意識しませんが、これも実に面白い構造です。
耳介の複雑な形は、音を受けたり、反射させたりしています。
私たちは、
⬅️ 左から来た音
➡️ 右から来た音
⬆️ 上から来た音
⬇️ 下から来た音
をある程度判断することができます。
もちろん左右の耳に届く時間や音の大きさの違いも重要ですが、
耳介の複雑な形によって変化した音の情報も利用されています。
👂 耳介は、いわば「精巧な音響装置」
なのです。
👃 鼻の中では、空気はどう流れている?
鼻も単なる「空気の入口」ではありません。
吸い込んだ空気は鼻の中で、
🌡️ 温められ
💧 加湿され
🦠 ホコリや異物を取り除かれます。
そのため鼻の中は、単純なストローのような形ではなく、複雑な構造になっています。
鼻甲介などの複雑な構造の間を、空気は流れていきます。
💨🌀💨🌀
場所によって、
・流れが速いところ
・ゆっくり流れるところ
・流れが変化するところ
があります。
「鼻の中の空気は、どのようなルートを通っているのか?」
これも、考え始めると非常に興味深いテーマです。
🗣️👃👂 毎日行っていることにも、不思議がいっぱい
耳鼻咽喉科が扱うのは、
👂 聞く
👃 におう
🗣️ 話す
🍙 飲み込む
😮💨 呼吸する
といった、人間にとって非常に身近な働きです。
あまりにも当たり前なので、普段は意識することがありません。
しかし、一つ一つを科学的に考えてみると、
🤔「なぜ?」
という疑問が次々に出てきます。
🌟 耳鼻咽喉科は「当たり前の不思議」の宝庫
「鼻のかみ方」の研究が今回イグ・ノーベル賞を受賞したことは、単なる面白いニュースではないと思います。
約50年前、
「鼻はどうやってかむのが一番いいのだろう?」
という素朴な疑問を持った。
そして、
💨 実際に測ってみた。
そこに科学があります。
医学研究というと、AIや遺伝子、新薬など、最先端の研究を思い浮かべるかもしれません。
もちろん、それらは非常に重要です。
しかし、
👃 鼻をかむ
🍙 飲み込む
👂 音を聞く
🗣️ 声を出す
といった、
ごく普通の動作の中にも、まだまだ解明すべきことがあります。